養老孟司『臨床哲学』/哲学書房

ひさびさのハズレ本。時間を無駄にした怒りをどこにぶつけてくれようか。たいそうなタイトルがついているが内容は養老先生の日記帳レベルである。哲学とよべるレベルの話は出てこないし脳や医療についてもたいして踏み込まない。脳+医療+社会+哲学についての入門書的な読み方をするにはいいけれど、多少そっち方面の本を読んでいる人にとっては得るものがない。