帰ってきたヴァファリン

完全に…忘れていました…。このブログのこと…。こういうブログを作ったということを…。さらにいえば「D」さんのことを…。思い出したのは合コンでの会話です。
「森(略)ってしってる?ネットの有名人なんだけど」
知ってる超知ってる超超知ってるとも言えずに私はにっこり微笑むことしかできませんでした。
「へえ、そんな人がいるんだ。面白いねネットって」
忘れていたのです。短い間でしたが彼には充実した時間を送らせてもらったというのに。学業バイトと忙しい日常にかまけている間に実に実に!3年もの間が過ぎ去っていました。恐る恐る例のサイト、例のスレッドを覗きました。懐かしさと違和感となんと言い難い苦いに気持ちとがごちゃまぜになった、もんにょりした気持ちに襲われました。あなたはそこにいたんですね。ずっとそこにいたのですね。変わらずに、何もかわらず、変えようとすらせずに、ずっとずっとそこにいたのですね。

わたしは変わってしまいました。2010年当時のことを思うと空恐ろしくなります。いろんなものが変化して、わたし自身がその速度に追いついていない。それに恐れと、同時に興奮を感じています。怖い、でも面白い。きっとこの先もっともっと面白いことがあるに違いない。新たな出会いがあるに違いない。
でも彼は変わっていない、多分この先ずっと変わらない変わろうという意志がない。それは哀しくて、わたしの理解をちょっと拒絶していて、この世界にはわたしとは理解しえない精神があるのだという、私自身の限界を教えてくれています。