DIMAGE Xg

ほとんどいつもニコンF80を持ち歩いているので、「カメラオタ?」「銀塩派?」「ニコン信者?」とか変な誤解を受けていることが多いのですが、実はコンパクトデジカメも持っているのです。例によって父のお下がりですが。それがDIMAGE Xgコニカミノルタが出した320万画素のとにかく小さくて軽いカメラです。胸ポケットにすっぽり入ります。学校にも隠して持っていけます。
最近、父はニコンD2XライカM8を入手し、ほぼ完全にデジタルカメラに移行しました。たまに銀塩カメラを使っていますが、前に比べると頻度は半分以下です。これがどう私に関係してくるかというと、要するに金の話です。これまで私は撮影したフィルムをためておいて、父がカメラ屋にフィルム現像を頼むついでに「私のぶんも出しといてー」とお願いしていました。これでフィルム現像代を浮かせていたのです。娘の特権です。可愛い娘のお願いを優しい父親が聞いてやる。なんと美しい構図でしょうか。最低ですね。要するに父に現像代をタカっていたわけです。
が、しかし父がデジタルに本格的に移行するとなると、当然父がフィルム現像のためにカメラ屋に行く回数は少なくなり、お願いのチャンスを伺うタイミングも難しくなってきます。いつぞやのように20本もためてしまうと、これはさすがに「ついで」ではお願いしづらい。それで結局、私の財布から現像代が飛んでいくわけです。
まあ何が言いたいかというと、久しぶりにデジタルカメラを使ってみて、その利便性に驚いたんですね。だって撮影枚数を気にする必要がないんだもの。現像代もかからないし。DIMAGE Xgはだいぶ古いデジカメですが私にとっては十分美しい画像を撮ってくれます。ちょっと聞かん坊なところとか、電源が切れるたびに前の設定を忘れてしまうなどお馬鹿なところもありますが、ここしばらくコレを使っていました。F80ほど優秀ではないけれども、気軽に遊べる玩具といったところでしょうか。


黄色づくし。