2010-01-01から1年間の記事一覧

花は物語る

秋の空気はガラスみたいだ

眠いっス。写真をスキャンして整理していたらこんな時間になってしまいました。自分は寝つきが悪いほうなんス。明日のあさはわたしが料理当番なんですがきっと起きれません。

飯沢耕太郎『私写真論』/筑摩書房

スーザン・ソンタグをはじめとして所謂「写真論」的なテキストはいくつか読んできたが、これほど撮影者―被写体の関係に踏み込んだテキストは初めて。これは恐ろしく刺激的な本である。『私写真論』とは掲げられているが、実際には飯沢耕太郎による四人の写真…

養老孟司『臨床哲学』/哲学書房

ひさびさのハズレ本。時間を無駄にした怒りをどこにぶつけてくれようか。たいそうなタイトルがついているが内容は養老先生の日記帳レベルである。哲学とよべるレベルの話は出てこないし脳や医療についてもたいして踏み込まない。脳+医療+社会+哲学につい…

ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ『千のプラトー―資本主義と分裂症』/河出書房新社

ドゥルーズ追っかけの一環として読んで見た本。『アンチ・オイディプス』という本の続きらしいが、多分読んでなくてもあまり問題はない。カントの『純粋理性批判』なりベルクソンの『創造的進化論』なりといったいわゆる哲学論文を期待して読んではいけない…

ジル・ドゥルーズ『差異について』/青土社

ドゥルーズはベルクソン哲学の継承者でありその哲学をさらに推し進めた。ベルクソン哲学に顕著なのが事物の「質」への拘りだが、これは事物と事物の「差異」をも示していると捉えたのがドゥルーズの哲学である。「差異」こそドゥルーズ哲学の要である。この…

『アドレナリン2 ハイ・ボルテージ』

いろいろとひどい。バカ&エロ&ポップ&バイオレンス。前作『アドレナリン』は未見だけれど観たくなった。

マルクス『資本論 第2巻』/岩波書店

いやー長かった。厚かった。ようやく読み終えました。2巻では主に資本の循環、つまり金→物資→生産→物資→金という流れについて細かく分析しています。意外だったのは、内容が現代の我々からするとひどくごく当たり前のことばかり書かれているということです。…

猫タラズ

寒かったりあったかかったりで安定しませんねー。猫も猫場所にいたりいなかったりです。猫成分が足りません。

にゃーん

ヘキサーRFがだんだん手に、というか眼に馴染んできました。AF機能のない完全なMF機のカメラなんですが、最近MFでの撮影にはAFの時にはなかったアグレッシブさがあるような気がしています。猫みたいなすぐ逃げる被写体だとAFがあると便利、とは思いますが。

スーザン・ソンタグ『写真論』/晶文社

スーザン・ソンタグの語り口は饒舌で、知らぬ間に深みに連れ込まれてしまう。写真は世界の薄片で、どうしようもなく薄っぺらく壊れやすいものだけれども、この世のあらゆるものは写真に撮られることが可能で、それはつまり撮影者に安心をもたらす。写真は古…

マルクス『資本論 第1巻』/岩波書店

いやーハンパない!ハンパないよマルクス、そして19世紀の労働者環境! 以前、マルクスの『賃金・価格および利潤』を読んだ感想を書きましたが、あれはいずれこの『資本論』を読むための準備でした。この『資本論』は全4巻からなりますが、とにかく厚い、そ…

レンジファインダー機ってむずかしい〜

F80のAF機能や液晶画面を見ながらの操作に慣れた身にとっては、ヘキサーRFの操作のなにもかもが新鮮です。ピント合わせはMF方式でやるのですが、指でレンズを回して調整していく感覚とか、レンジファインダー機独特の「視界から特定の領域を切り出していく」…

空をみてると癒される

いい天気が続きますね。寒いけど気持ちいいです。

このブログの文章とか写真の著作権について

年末に似たような問い合わせが数件あったので、記事にしておきます。このブログに掲載されている文章や写真など、諸々のデータの著作権についてです。 えーと、どう書けばいいのかな。著作権についてあまり詳しくないもので、この記事がどれだけの有効性を持…

あけおめ!ことよろ!

新アイテムを入手しました。ヘキサーRFという黒いレンジファインダーカメラと、かなり年季の入ったレンズセットです。ライカのレンズも3つほどあって、なんだか緊張してしまいます。傷をつけるのがこわいです。レンジファイダー機を所有するのは初めてなの…