2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ジル・ドゥルーズ、フェリックス・ガタリ『千のプラトー―資本主義と分裂症』/河出書房新社

ドゥルーズ追っかけの一環として読んで見た本。『アンチ・オイディプス』という本の続きらしいが、多分読んでなくてもあまり問題はない。カントの『純粋理性批判』なりベルクソンの『創造的進化論』なりといったいわゆる哲学論文を期待して読んではいけない…

ジル・ドゥルーズ『差異について』/青土社

ドゥルーズはベルクソン哲学の継承者でありその哲学をさらに推し進めた。ベルクソン哲学に顕著なのが事物の「質」への拘りだが、これは事物と事物の「差異」をも示していると捉えたのがドゥルーズの哲学である。「差異」こそドゥルーズ哲学の要である。この…