娘のデジカメが壊れたからといってすぐに新しいものを与える父親はどうかと思う

少し前の話ですが、Dimage Xgが壊れまして、どうして壊れたかというとこれは雨に濡れてしまったからであり私の不注意なわけです。で、私は非常にショックを受けまして「あー電源が入らない、入らないよー」と呟きながら繰り返し電源ボタンを押したりちょっと分解してみたりして、Xgにトドメをさしていました。その後、分解したXgがとても元のように組み立てられない、と気付いて一時放心し、その後とてもガッカリして、夕食時に父に「ゴメンね、前にもらったデジカメ壊しちゃったよ」と話したら、父は「そうか」と言って突然書斎に引き返し、なにやらもってきました。DSC T9ソニーのデジカメですね。仕事で大分酷使したらしくあちこち塗装ハゲがあります。
そして「じゃあ、これをあげよう」と、父は言い、ポンと一式私の前に置きました。
ええー、いや、そういう反応を予期していたわけじゃないのにー。新しいデジカメくれとか、そういうおねだりじゃなかったのに、またお古が貰えてしまったことにちょっと動揺し、しかしまあこのDSC T9はとても魅力的なカメラであり、困惑半分嬉しさ半分で「あ、ああ、ありがとう」とちょっとうろたえながら父に礼を言いました。
私はXgが壊れたことが大変ショックであり、そのショックを父にも共有してほしかったのですが、父のカメラに対する感情というのは、どうも私のそれとは大分異なっているようで、食事中にカメラのカの字も出てきませんでした。「それは残念だったね」と共感してくれるか「それは不注意だな」とちょっと叱られるかな、と思っていたのですが・・・。
というわけでDimage Xgに追悼。まだDSC T9はマニュアルを読んでいる途中です。